FortiGateはアメリカのFortinet社が開発、販売している総合脅威管理(UTM)アプライアンスです。
近年、世界中でウィルスやスパムメールによる企業や個人のサーバーやパソコンへの被害が相次いでいます。これらの脅威から企業や個人の大事な情報を守るために必要とされているのが、UTM(Unified Threat Management)です。
UTMとは、ネットワークにおける外部から脅威から企業や個人のサーバーなどを守るために、複数のセキュリティ機能を一つのハードウェアに統合して集中的にネットワーク管理を行うことを指します。
具体的には、ファイアウォール機能だけでなく、アンチウィルス機能、WEBフィルタ機能、アンチスパム機能などの複数の機能を持ち、総合的にセキュリティ対策を行うことで一元的にセキュリティ対策を実現します。
FortiGateは日本のUTM市場シェアNo.1ですが、その人気の理由には豊富な機能と高い性能を実現しながらも、コストパフォーマンスが優れているという点にあります。FortiGateが持つ機能や特長について、詳しくご説明します。
FortiGateの次世代ファイアウォールとしての機能について、詳しく説明します。
FortiGateは日本におけるUTM市場で2004年から2013年の間、10年連続No.1のシェアを達成しています。
FortiGateが選ばれる理由についてご紹介します。
近年、全世界でコンピュータウィルスなどによる脅威が深刻化、高度化しており、どの企業も企業内ネットワークのセキュリティ対策にコストをかけています。
しかし、セキュリティの脅威は次々と新種のものが現れています。不正アクセスやDOS攻撃などの単純な脅威だけではなく、より高度な手段でネットワーク内部を脅かす脅威が増え続けているのです。そのため、従来のようなファイアウォールで企業ネットワークの入り口を守るだけではセキュリティを保つことは不可能です。
例えば、巧妙に偽装したメールにウィルスや不正なサイトのURLを添付して送信してくる場合、普通のメールが届くだけですからセキュリティをすり抜けてしまいます。このようなスパムメールに添付されたファイルを開封したりURLをクリックしたりすると、ウィルスや不正なアプリケーションをダウンロードして社内にウィルスを侵入させてしまうのです。従来は不特定多数を狙ったばらまき型の攻撃が多かったのですが、近年は相手を絞ったやりとり型と呼ばれる手法が増えてきています。
FortiGateを導入すれば、ファイアウォール機能だけでなくアンチウィルス機能、WEBフィルタリング、アンチスパム機能、アプリケーションコントロール機能、IPS機能、DLP機能、仮想プライベートネットワークなどの様々な機能を利用することができます。
そして、Fortinet?社が持つウィルスや不正なURL、スパムメールなどの情報を常に最新のデータベースからダウンロードします。
ですから、常に最新のセキュリティ情報で社内ネットワークを守ることができるのです。
FortiGateを1台導入するだけで、企業内で不適切と判断したURLへのアクセスやアプリケーションの使用を監視・制限することができ、さらに、外部からの不正なアクセスの検知・防御、情報漏洩の防止、仮想プライベートネットワーク(VPN)によって企業内のネットワークをセキュアに保つこともできます。
深刻化、高度化するセキュリティの脅威に対し、多角的でスキのないセキュリティ対策を取ることができるでしょう。
セキュリティへの脅威の対策を厚くすればするほど、処理速度が遅くなってしまうのは仕方がないことです。多くのパターンファイルを更新し続け、ファイアウォールを通過する通信の全てを監視するためには高いパフォーマンスが求められます。
従来の汎用型プロセッサでは高いパフォーマンスを求めることは難しいため、社内ネットワークの処理速度が落ちてしまうことになります。
そんな中、FortiGateはFortinet?社が独自に開発したFortiASICプロセッサを使用することで、世界最速のファイアウォールと言われる高性能な処理を実現しています。Fortinet?社で行われた大規模テストにおいて競合製品の三倍の速さを達成しました。
世界最速と言われる高い処理速度のため、一台で多くの機能を実現することができるのです。
近年、スマートフォンやタブレット端末が普及し、今や企業ではなくてはならないツールになりました。さらに、個人で持つスマートフォンやタブレットをそのまま企業でも活用する、BYOD(私的デバイスの活用)も進んでいます。
しかし、このような次世代デバイスの利用が活発になると、次のような課題が発生し企業のセキュリティの確保はより難しくなります。
個人で利用できるデバイスにより仕事の効率は上昇する反面、企業ネットワークの管理のコストも増大します。
FortiGateは、このようなBYOD環境にもシンプルに低コストで対応します。ユーザー数に応じてライセンス料が増えるのではなくアプライアンス単位のライセンスなので、BYOD環境にも低コストで導入することができます。
通常のデバイスと同様に、スマートフォンやタブレット端末にもファイアウォール機能や不正侵入検知・防御機能、アンチウィルス、アンチスパム、WEBフィルタリング、アプリケーションコントロール、情報漏洩対策などの保護機能を導入することができます。
また、モバイルデバイス管理や仮想デスクトップインフラストラクチャを簡単に導入することができます。これらのソリューションにより、既存の製品をアップグレードすることなくリスクを低減することができるのです。
高度化するセキュリティの脅威に対応するため、多くの企業がセキュリティ対策のために膨大なコストをかけています。特に、大規模な企業になればなるほど社員数は増え、ユーザー数が増えることでセキュリティソフトのライセンス料が高額になってしまいます。
その点、FortiGateの料金体系はユーザーライセンス数によって料金が追加になる体系ではなく、アプライアンス単位のライセンスになっています。ですから、価格体系がとてもシンプルでわかりやすく、ユーザー数が増えても料金は変わりません。
そのため、高い性能の次世代ファイアウォールなのに、圧倒的なコストパフォーマンスの良さを実現できるのです。
セキュリティ機器を導入する際には、ネットワーク構成を変えたりIPアドレスを払い出したりと導入が困難なことがあります。設定が複雑だと、導入がうまくいかずに社内ネットワークが使えなくなるなどのトラブルも発生しがちです。
しかし、FortiGateは次のような仕組みになっており、導入が容易になっています。
FortiGateは、大規模システムを保有する企業向けのハイエンドモデルから、中小規模の企業向けのミッドレンジモデル、小規模なSOHOなどの個人向けのデスクトップレベルなど、幅広いラインナップをご用意しています。
それぞれのネットワークの規模に合わせた製品を選ぶことで、高いセキュリティレベルを保ちながらコストパフォーマンスの良いネットワーク環境を構築することができます。
本体 (初年度の基本保守含む) | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
---|---|---|---|---|
\65,000 | \80,000 | \155,000 | \240,000 | \360,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\430,000 | \560,000 | \980,000 | ||
本体 次年度以降保守1年間 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\15,000 | \24,000 | \42,000 | \46,000 | \68,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\81,000 | \110,000 | \200,000 | ||
本体 平日9-17オンサイト保守1年間 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\26,000 | \29,000 | \41,000 | \45,000 | \90,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\115,000 | \148,000 | \161,000 | ||
本体 24時間365日オンサイト保守 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\40,000 | \44,000 | \72,000 | \95,000 | \148,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\165,000 | \198,000 | \268,000 | ||
本体(バンドル版) (初年度の基本保守含む) | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\96,000 | \108,000 | \225,000 | \328,000 | \478,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\558,000 | \728,000 | \1,370,000 | ||
本体(バンドル版) 次年度以降保守1年間 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\59,000 | \64,000 | \130,000 | \160,000 | \240,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\298,000 | \389,000 | \680,000 | ||
本体(バンドル版) 平日9-17オンサイト保守1年間 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\26,000 | \29,000 | \41,000 | \45,000 | \90,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\115,000 | \148,000 | \161,000 | ||
本体(バンドル版) 24時間365日オンサイト保守 | ||||
FortiGate50E | FortiGate60E | FortiGate90E | FortiGate100E | FortiGate101E |
\40,000 | \44,000 | \72,000 | \95,000 | \148,000 |
FortiGate200E | FortiGate201E | FortiGate300E | ||
\165,000 | \198,000 | \268,000 | ||
オプション | ||||
ラックマウントキッド(50E/60E/90E) | ||||
\35,000 |
※基本保守には、「電話・メールサポート」及び「先出センドバック交換対応」が含まれています。
※オンサイト保守は、必須ではございません。必要に応じて追加してください。